1. N1からN2にかけてS
 
      意味:同じ種類のN1とN2の間に、同じようにSが起こる。 「N1からN2まで」とは異なり、継続性を強調する。
 
      接続NからNにかけてS Nには時、時間、空間を表す名詞がくる 期間を表す語はとれない(3時間、4日間など)
 
      関連 N1からN2まで
 
      →着点がはっきりしている
 
      ○ 北海道から沖縄まで4時間かかる。 × 北海道から沖縄にかけて4時間かかる。
 
      N1からN2にわたって
 
      →時間、空間の範囲全体に広がっている
 
      ○ 今月10日から10日間にわたって研究会がある。 × 今月10日から10日間にかけて研究会がる。 ・ 年末から年始にかけて電車が混みます。
 
      ・ 今年は、北海道から沖縄にかけて台風が多かった。
 
      ・ 今日の夜から明日の朝かけて関東では雨になるでしょう。 ・ 3月から4月にかけて桜が咲きます。 ・ 玄関から居間にかけて床が濡れている。 2. N1まで(から、へ、と、で)のN2 意味
 
      動詞文を「名詞+の+名詞」の形にして、後ろの名詞を詳しく言い表す。 * 動詞を名詞化してN2にする(する動詞など) * 目的語をN2にする(から、に) 接続
 
      ①「が」「を」「に」→「の」
 
      ・ 田中さんが発表する→田中さんの発表 ・ 日本語を勉強する→日本語の勉強 ・ 台所に椅子がある→台所の椅子
 
      ②方向、到着の「に」→「への」
 
      ・ 中国に旅行する→中国への旅行
 
      ・ 母にプレゼントする→母へのプレゼント
 
      ③「まで」「から」「へ」「と」「で」→「格助詞+の」
 
      ・ 家から学校までの距離
 
      ・ 父からもらった手紙→父からの手紙 ・ 東京へ旅行する→東京への旅行 ・ 友達と買い物する→友達との買い物 ・ 学校で勉強する→学校での勉強
 
      ・ 先生の説明(=先生が説明する)をよく聞いてください。 ・ 教室の掃除(=教師を掃除する)を忘れないでください。
 
      ・ 桂林路の本屋(=桂林路に本屋がある)に行ったことがありますか。 ・ 先生への贈り物(=先生に贈り物を贈る)を買う。 ・ 7時から7時50分までの時間は自習の時間です。 友達とのけんか(友達とけんかする)でけがをした。 3. Nと比べると/と比べてP 意味