まず、「わけ」について。「わけ」は、主にものごとの〈理由や根拠〉などをあらわします。
首先说说“わけ”,“ わけ”主要是用于表示事情的“理由或依据”之类的意思。
•遅刻したわけを言いなさい。
•说一下你迟到的理由。
•わけもなく涙が出ます。
•没缘由地留下了泪水。
•どういうわけかわかりませんが、彼がそう言ったのです。
•虽然不知道是出于什么原因,不过他说是那样说了。
「わけ(訳)」は、もともと「分け・別け」という語と同じでした。つまり、何かと何かを区別するという意味から、正しいものとそうでないものとを区別するという意味になり、理由や根拠を示すようになったと推測されます。ですから、「わけ」が表わす理由や根拠には「正当な理由」「正しい根拠」という意味合いがあります。「これにはわけがあるんです。」とか「実はいろいろとわけがありまして。」などと弁明する場合には、正当な理由があると主張しているわけです。また、「わけのわかった人」といえば、「きちんとした常識・分別を身につけた人」という意味になります。これも、正しい物事とそうでないものとを区別するということでしょう。
“わけ(訳)”原本与“分け・別け”是同一个意思。于是我们可以推测出,“わけ(訳)”是从表示区分某种事物的意思,进而变成表示区别正误的意思,接着变成了表示理由或依据的意思。因此,“わけ”所表示的理由或依据具有“正当的理由”、“正确的依据”这样的含义。在使用“这是有原因的”或者“其实是出于各种各样的理由”这样的句子进行辩解的时候,是在主张自己有正当的理由。另外,如果是“明事理的人”这种说法,是表示“具备正确的常识、准确的辨别能力的人”的意思。这也是表示区分正误的意思。