自分じぶんで使つかうことも使つかわれることもほぼない「貴様きさま」。ドラマや漫画まんがで目めにするくらいですよね。「貴様きさま」って漢字かんじだけ見みると、尊敬そんけい語ごと言いわれても違和感いわかんない組くみ合あわせですが、使つかわれる場面ばめんを思おもい浮うかべると、尊敬そんけいどころか粗暴そぼうな印象いんしょう… 字面じめんと用法ようほうがちぐはぐな理由りゆうを解説かいせつします!>>日语学习咨询
我几乎没有说过也没有被人说过「貴様」。就只在电视剧和动漫中看到过这个词。如果你单看字面,可能会认为这是一个敬语,但当你想象使用它的场景时,别说尊敬了,简直就是粗鲁...今天我们来解释一下为什么字面和用法如此不一致!
室町むろまち時代じだい末期まっきごろから、「貴様きさま」は「あなた様さま」という意味いみの尊敬そんけい語ごとして、武家ぶけの書簡しょかんで用もちいられてきました。主おもに文書ぶんしょで用もちいられる言葉ことばだったんですね。
从室町时代(1336-1573年)末期开始,「貴様」在武士的书信中被用作敬语,意为「あなた様」。所以它是一个主要用于文书的词。
江戸えど時代じだいになり、武家ぶけだけでなく、庶民しょみんにも広ひろまり、口頭こうとう語ごとして使つかわれるようになっていきました。それに伴ともない、尊敬そんけいの意味いみが少すこし薄うすまり、自分じぶんと同輩どうはいに対たいして敬意けいいを表ひょうする言葉ことばとして用もちいられるようになったようです。
在江户时代(1603-1868年),这个词不仅在武士中,在普通人中也开始流行,被用作口头语。因此,尊重的含义稍有减弱,这个词也开始被用来表达对同龄人的尊重。
その後ご、「貴様きさま」は軍用ぐんよう語ごとして定着ていちゃく。当初とうしょは、自分じぶんと同輩どうはいや目下めしたの者ものに対たいして親したしみを込こめた呼よび方かたとして使つかわれていたようです。
后来,「貴様」成为一个军事术语。最初,它被用作同辈和下级的友好称呼。
一方いっぽうで、軍ぐんの目上めうえの人ひとに対たいしては、「鶴田つるた中佐ちゅうさ」など、名字みょうじ+階級かいきゅうで呼よんでいました。そのため、「貴様きさま」と呼よばれるのは部下ぶかのみ、つまり目下もっかのものに使つかわれ、転てんじて相手あいてを見下みさげて呼よぶ時ときに使つかわれるようになっていったのです。
另一方面,在军队中称呼上级时,人们习惯称呼他们的姓氏+军衔,如 "鹤田中校"。因此,「貴様」只用于部下,即下级,转变成了被用于看不起对方时的称呼。
戦時せんじ中ちゅうは殺伐さつばつとした状況じょうきょうだったでしょうから、部下ぶかが叱責しっせきされる場面ばめんも多おおかったことと思おもいます。そのニュアンスが残のこり、現代げんだいの「貴様きさま」の使つかわれ方かたとして定着ていちゃくしたのではないでしょうか。
战争残酷,下属被训斥的情况时常发生。「貴様」一词的语意被保留下来,延续到现在。
「貴様きさま」を辞書じしょで調しらべてみるとこのようなことが書かかれています。
在字典中查「貴様」一词,得到如下内容。
1:男性だんせいが、親したしい対等たいとうの者ものまたは目下めしたの者ものに対たいして用もちいる。また、相手あいてをののしる場合ばあいにも用もちいる。
1:男人用来称呼他们亲密的平级者或下级。它也可以用来对某人说三道四。
2:目上めうえの相手あいてに対たいして、尊敬そんけいの気持きもちを含ふくめて用もちいた語かたり。貴殿きでん。あなたさま。
2: 用来表达对上级人员的尊重。殿下。阁下。
意味いみとしては、今いまでも尊敬そんけいを含ふくむ場合ばあいがあることがわかりますが、やはりののしる場合ばあいに使つかうイメージが強つよい印象いんしょう。特とくに目上めうえの方かたを不快ふかいな気持きもちにさせることになりかねませんので、これまで通とおり使つかわないのがベストですね。
现在这个词仍然有尊重的意思,但它更多的时候是被用来侮辱某人。最好不要乱用,因为这会让人感到不舒服,尤其是上级。