大学入試センターは13日、大学入学共通テストで、地理歴史・公民の試験時間が約15秒短くなった会場があったと発表した。このミスがあった試験室で受験した47人が、再試験の対象となった。
センターによると、大阪人間科学大学庄屋学舎(大阪府摂津市)の会場で、試験終了後に受験生1人から「試験時間が16秒足りなかったのではないか」と指摘があった。
センターが調べた結果、この試験室のタイムキーパー役も、試験開始のタイミングが15秒ほど遅かったと認識していた。しかし、誤差の範囲だろうと考え、監督者に報告しなかった。正確な試験時間を計るため、試験前に、タイムキーパー役と監督者は時計を合わせておく決まりになっているが、行っていなかったこともわかった。対象者は、希望すれば27日の再試験を受けられる。
共通テストでは昨年も、数学(1)(数学I、数学I・A)の試験時間が1分短かった会場があった。